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先天緑内障

先天緑内障とは、生まれつき眼圧(目の硬さ)を調整する機能が十分に発達していないために、目の中の圧力が高くなってしまう病気です。お子さまの目は成長の過程で非常にデリケートな時期にあり、眼圧が高い状態が続くと、視神経という目と脳をつなぐ大切な神経がダメージを受けてしまいます。相鉄線希望ヶ丘駅北口から徒歩1分の場所にあるあおぞらアイクリニックでは、小児眼科の診療に特に力を入れており、お子さまの視力の発達を守るための適切な対応を心がけています。赤ちゃんの黒目が大きく見える、光をひどく眩しがる、涙がいつも出ているといった様子があれば、それは先天緑内障のサインかもしれません。当院では日本眼科学会認定 眼科専門医が、親御さんの不安に寄り添いながら、精密な検査と丁寧な説明を行います。お子さまの将来の視力を守るためには、今しかできない治療があります。神奈川県横浜市旭区の地域に根ざした眼科として、早期発見と適切な医療機関への橋渡しを含めた一貫したサポートを提供いたします。少しでも気になることがあれば、どうぞお早めにご相談ください。

先天緑内障の症状について

先天緑内障の症状は、お子さまの年齢や眼圧の上昇具合によってさまざまですが、保護者の方が日常の中で「何かおかしいな」と気づくポイントがいくつかあります。特に乳幼児期に発症する場合、目の組織がまだ柔らかいために、眼圧が高くなると眼球自体が引き伸ばされて大きくなるという、大人には見られない特徴的な変化が現れます。

まず代表的な症状として挙げられるのが、黒目が大きく見える状態です。これは牛眼(ぎゅうがん)とも呼ばれ、一見すると「ぱっちりした可愛い目」に見えることもありますが、実際には眼圧によって角膜(黒目)が拡大してしまっている可能性があります。また、角膜がむくんで白く濁る(角膜混濁)こともあり、そうなると視界が遮られてしまいます。

お子さまの行動や様子に現れるサインとしては、以下の2項目以上に当てはまる場合に注意が必要です。

  • 光をひどく眩しがり、外に出ると目を細めたり顔を背けたりする(羞明-しゅうめい)
  • 常に涙が溢れている状態で、目やにが出ていないのに涙目になっている(流涙-りゅうるい)

これらの症状は、眼圧が高いために角膜が刺激を受けて起こるものです。また、まぶたがピクピクと痙攣するように動く眼瞼痙攣(がんけんけいれん)が見られることもあります。お子さまは自分で「見えにくい」とか「目が痛い」と訴えることができないため、周囲の大人がこうした外見の変化や不自然なしぐさに気づいてあげることが、早期発見の第一歩となります。

症状が進行すると、視神経がダメージを受け、視力の発達が止まってしまうリスク(病気が起こる可能性を高める要素)が高まります。横浜市旭区の当院では、こうした細かなサインを見逃さないよう、お子さまのペースに合わせて慎重に診察を行っています。

先天緑内障の原因について

先天緑内障の主な原因は、目の中を流れる房水(ぼうすい)という液体の出口である「隅角(ぐうかく)」が、生まれつき未発達であることにあります。目の中では常に新しい房水が作られ、隅角にあるシュレム管という場所から排出されることで、眼圧が一定に保たれています。しかし、先天緑内障のお子さまの場合、この排出路が膜のようなもので覆われていたり、構造自体が十分に作られていなかったりするため、房水の流れが滞り、目の中に液体が溜まって眼圧が上昇してしまいます。

この隅角の未発達がなぜ起こるのかという詳細なメカニズムについては、お母さんのお腹の中にいる時の眼球形成プロセスが何らかの理由でスムーズに進まなかったためと考えられています。多くの場合は遺伝的な背景はなく、突発的に起こることが多いですが、まれに特定の遺伝子異常が関係しているケースもあります。また、全身の他の病気や、他の目の病気に伴って二次的に緑内障が発生することもあります。

重要なのは、原因が「構造上の問題」であるという点です。そのため、大人の緑内障で行われるような目薬による治療だけでは十分な効果が得られないことが多く、根本的な原因である排出路の詰まりを解消するための処置が必要になります。私たちは、お子さま一人ひとりの目の状態を詳しく確認し、どのような原因で眼圧が上がっているのかを慎重に判断いたします。

先天緑内障の病気の種類について

先天緑内障は、発症する時期や原因となる背景によって、大きくいくつかの種類に分類されます。それぞれのタイプによって、進行の速さや治療のアプローチが異なります。

早発型(乳児緑内障)

出生直後から1歳頃までに発症するタイプで、先天緑内障の中で最も多く見られます。黒目の拡大や濁り、涙目などの症状が顕著に現れやすく、早急な対応が求められます。この時期は目の成長が著しいため、眼圧による影響を受けやすいのが特徴です。

遅発型(年長児の先天緑内障)

3歳以降から成人するまでの間に発症するタイプです。乳児期に発症するものと比べて、黒目が大きくなるなどの外見上の変化が少ないため、気づくのが遅れることがあります。学校の視力検査で視力低下を指摘されたり、健診で見つかったりすることが多い傾向にあります。

他の異常を伴う緑内障

スタージ・ウェーバー症候群や無虹彩症(むこうさいしょう)といった、他の全身疾患や目の異常に合併して起こる緑内障です。この場合は、緑内障の治療だけでなく、元となる病気の管理も併せて行う必要があります。

当院では、お子さまがどの種類に該当するのかを見極めるために、視力検査だけでなく、特殊な器具を用いた眼圧測定や、目の奥の視神経の状態を観察する検査を丁寧に行います。小児眼科に注力しているクリニックとして、年齢に応じた適切な診断を心がけています。

先天緑内障の治療法について

先天緑内障の治療における第一選択は、多くの場合手術となります。これは、前述の通り原因が隅角という出口の構造的な未発達にあるため、目薬で房水の産生を抑えるだけでは限界があるからです。手術によって房水の新しい通り道を作ったり、詰まっている部分を広げたりすることで、眼圧を安定させることが目標となります。

代表的な手術方法としては、以下のようなものがあります。

  • 隅角切開術(ぐうかくせっかいじゅつ)・・房水の出口を塞いでいる膜や組織を切り開き、流れをスムーズにする方法です。
  • 線維柱帯切開術(せんいちゅうたいせっかいじゅつ)・・詰まっている網目状の組織を切り開いて排出を促します。最近では内視鏡を用いた低侵襲な手法も普及しています。
  • 線維柱帯切除術(せんいちゅうたいせつじょじゅつ)・・房水を目の外側(白目の下の隙間)へ逃がすためのバイパスを作る手術です。

手術は全身麻酔下で行われるため、専門的な設備が整った大学病院やこども医療センターなどの高度医療機関で実施されます。当院では、日本眼科学会認定 眼科専門医の診察により手術が必要と判断した場合には、信頼できる専門施設へ速やかにご紹介を行う体制を整えています。

術後の経過観察も非常に重要です。一度の手術で眼圧が十分に下がらないこともあり、複数回の手術が必要になるケースや、補助的に目薬を使用し続けることもあります。また、眼圧が下がった後も、低下した視力を補うための弱視治療(メガネ処方やアイパッチ訓練など)が必要になることが多く、私たちはその長期的なサポートに全力を尽くします。お子さまの視力が順調に発達しているか、予後(病気のその後の経過)をしっかりと見守っていきます。

料金について

先天緑内障の診察や検査には、各種健康保険が適用されます。また、多くのお子さまが自治体の「小児医療費助成制度」の対象となりますので、窓口での自己負担金は抑えられることが一般的です。横浜市にお住まいの方であれば、市から発行される医療証をご提示いただくことで、自己負担なし、または少額での受診が可能です。具体的な費用については、お住まいの地域の助成内容をご確認ください。

先天緑内障についてのよくある質問

Q1. 遺伝する病気なのでしょうか?

A1. 多くの場合は突発的に発症し、ご両親やご親戚に緑内障の方がいなくても起こり得ます。一部に遺伝子が関係するケースもありますが、基本的には偶発的なものと考えていただいて大丈夫です。

Q2. 赤ちゃんの眼圧検査は痛くないですか?

A2. 当院では、お子さまが怖がらないよう、また痛みを感じにくいよう工夫された専用の眼圧計を使用しています。一瞬、空気が触れたり軽く触れたりする程度ですので、痛みで泣き続けるようなことはほとんどありません。難しい場合は、無理に検査を進めず、お子さまの様子を見ながら慎重に行います。

Q3. 手術をすれば完全に治りますか?

A3. 手術の目的は眼圧を下げて視神経を守ることであり、一度ダメージを受けた視神経を元に戻すことは困難です。しかし、早期に手術を行い、その後も適切な管理を続けることで、日常生活に支障のない視力を維持できる可能性は十分にあります。完治というよりは、生涯にわたって良好な見え方を維持していくための継続的な治療が必要な病気です。

Q4. 学校生活に制限は出ますか?

A4. 眼圧が安定していれば、多くの場合、運動や学習に大きな制限はありません。ただし、視力や視野の状態に応じて、教室の座席位置を配慮するなどの工夫が必要になることがあります。当院では学校への診断書作成や生活アドバイスも行っています。

院長より

お子さまの目に病気が見つかることは、親御さんにとって非常に大きな不安やショックを伴うことだと思います。しかし、先天緑内障は早期に発見し、適切な治療を開始することで、お子さまの大切な視力を守る道が開ける病気でもあります。私たちのクリニックでは、日本眼科学会認定 眼科専門医として、科学的根拠に基づいた診断を行うことはもちろん、何よりもご家族の気持ちに寄り添った診療を大切にしています。

お子さまの視力の発達には「今しかできない治療」があります。特に乳幼児期は、脳が「見る」という機能を学習する非常に重要な時期です。この時期に眼圧をコントロールし、クリアな視界を確保してあげることが、将来の豊かな生活につながります。私たちは、小児眼科の診療に力を入れており、難しい病気であっても決してご家族を一人にはさせません。

希望ヶ丘駅から徒歩1分の当院は、朝早くから診療を行っておりますので、登園前や登校前にも受診いただけます。もし「黒目が少し濁っている気がする」「外で異様に眩しがる」など、ほんの少しでも違和感を覚えたら、迷わずご相談ください。否定(病気ではないと判断すること)するための受診でも全く構いません。地域密着の眼科として、横浜市旭区の皆さまの目の健康を、お子さまからご高齢の方まで、これからも全力で支えてまいります。安心して、あおぞらアイクリニックへお越しください。

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