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鼻涙管閉塞

生まれたばかりの赤ちゃんの目がいつも潤んでいたり、片方だけ目やにが多かったりすることに不安を感じている親御さんは少なくありません。横浜市旭区にある、あおぞらアイクリニックでは、このような赤ちゃんの目のお悩みに向き合う小児眼科診療に力を入れています。鼻涙管閉塞(びるいかんへいそく)は、涙の通り道が生まれつき塞がっている状態で、乳児期に多く見られる疾患の一つです。当院には日本眼科学会認定 眼科専門医が在籍しており、お子さまの健やかな視力の発達を守るため、一人ひとりの成長段階に合わせた適切な診断と治療を提案しています。相鉄線希望ヶ丘駅北口から徒歩1分という通いやすい場所で、朝早くからの診療も行っておりますので、登園前や家事の合間にも受診いただけます。大切なお子さまの「いつもと違う」という気づきを大切に、私たちと一緒に解決していきましょう。

鼻涙管閉塞の症状について

赤ちゃんの鼻涙管閉塞において、最も分かりやすい症状は「常に涙が溜まっている」ことと「粘り気のある目やに」です。通常、目表面を潤した涙は、目頭にある小さな穴から「涙道」という細い管を通って鼻の奥へと流れていきます。しかし、この管が途中で詰まっていると、涙が行き場を失って目から溢れ出してしまうのです。

具体的な症状としては、以下のようなケースが臨床現場でよく見られます。

  • 泣いていないのに常に目がウルウルして、涙がこぼれそうになっている
  • 朝起きたときに目やにで上下のまぶたがくっついて、目が開けにくい
  • 片方の目だけいつも涙や目やにが多く、拭いてもすぐに溜まってしまう
  • まぶたの縁が涙で常に湿っているため、皮膚が赤くかぶれてしまっている

特に注意が必要なのは、目頭のあたりが赤く腫れてきたり、押すと膿のようなものが出てきたりする場合です。これは「涙嚢炎(るいのうえん)」という二次的な感染症を引き起こしているサインかもしれません。涙が滞留することで細菌が繁殖しやすい環境になっているため、単なる目やにだと思い込まず、早めに専門的なチェックを受けることが大切です。当院では、お子さまが怖がらないように優しく診察を行い、症状の程度を正確に把握します。

鼻涙管閉塞の原因について

鼻涙管閉塞の原因は、涙の通り道である鼻涙管の出口が「ハスネル氏弁」と呼ばれる薄い膜で塞がったまま生まれてくることにあります。お母さんのお腹の中にいる間、赤ちゃんの涙道は成長とともに開通していきますが、約10パーセントから20パーセント程度の割合で、この膜が残った状態で誕生すると言われています。

この疾患の原因について理解を深めるために、涙の流れを整理してみましょう。

  1. 涙腺(るいせん)-まぶたの外側で涙が作られます。
  2. 眼球表面-涙が目を潤し、乾燥や汚れから守ります。
  3. 涙点(るいてん)-目頭にある小さな入り口から涙を吸収します。
  4. 涙小管(るいしょうかん)から涙嚢(るいのう)-涙が一時的に溜まる袋状の場所です。
  5. 鼻涙管(びるいかん)-鼻の奥へとつながる最後の通り道です。

この5番目の鼻涙管の出口に膜が残っているのが先天鼻涙管閉塞です。物理的に道が塞がっているだけですので、お子さま自身の努力で治るものではありませんが、成長とともに自然に膜が破れて開通することも多々あります。原因がはっきりしているからこそ、適切なアプローチを行うことで多くのケースで改善が期待できる疾患です。

鼻涙管閉塞の病気の種類について

小児眼科で扱う鼻涙管閉塞は、大きく分けて二つのパターンがあります。一つは前述した生まれつきの通り道の不備、もう一つは成長の過程や環境要因によって引き起こされるものです。

1. 先天鼻涙管閉塞

赤ちゃんに見られる最も一般的なタイプです。鼻涙管の鼻への出口が膜状の組織で塞がっています。多くの場合、生後数ヶ月以内に自然開通しますが、1歳を過ぎても症状が続く場合は、自然治癒の可能性が低くなる傾向があります。

2. 先天涙嚢ヘルニア

生まれつき涙嚢(涙が溜まる袋)の上下が閉塞しており、袋の中に羊水や分泌物が溜まって膨らんでいる状態です。出生直後から目頭の下あたりが青白く腫れて見えるのが特徴です。急速に細菌感染を起こして、重篤な涙嚢炎に進行するリスクがあるため、迅速な処置が求められるケースもあります。

また、非常に稀ではありますが、骨格の異常や涙道の形成不全に伴う閉塞も見られます。私たちあおぞらアイクリニックでは、これらの種類を正確に見極めるため、視診だけでなく必要に応じて通水試験(涙道に水を通す検査)を行い、最適な治療時期を判断しています。

鼻涙管閉塞の治療法について

治療の基本方針は、お子さまの月齢や症状の重さに合わせて段階的に進めていくことです。無理に痛い思いをさせるのではなく、まずは身体への負担が少ない方法から検討します。

保存的療法(マッサージと点眼)

生後6ヶ月から1年くらいまでは、自然開通を待つのが一般的です。その際に有効なのが「涙嚢マッサージ」です。目頭の涙嚢がある部分を、清潔な指で鼻の方向へ押し下げるように圧をかけることで、鼻涙管の中の圧力を高め、詰まっている膜を突き破る手助けをします。また、目やにが多い場合には、細菌感染を抑えるための抗生剤の点眼液を併用します。これらはご家庭で親御さんに行っていただくケアとなりますが、正しいマッサージの方法については当院で丁寧にご指導いたします。

涙道通水試験(検査兼治療)

マッサージで改善が見られない場合、細い管を用いて涙道に食塩水を通す検査を行います。水の圧力で膜が破れて開通することもあり、これがそのまま治療になるケースも少なくありません。

ブジー処置(プロービング)

細い金属製の棒(ブジー)を涙道に挿入し、直接膜を突き破って開通させる処置です。1歳前後までに行うと成功率が高いとされています。当院ではお子さまが動かないよう安全に配慮しながら行いますが、年齢が上がって力が強くなってくると、局所麻酔だけでは難しくなるため、総合病院などでの全身麻酔下での処置をご案内することもあります。

涙道チューブ挿入術

ブジーで開通させてもすぐにまた塞がってしまう場合や、通り道が非常に狭い場合には、細いシリコン製のチューブを一定期間(数週間から数ヶ月)留置して、通り道を確保する手術を行います。

どのタイミングで処置に踏み切るかは、専門的な見解が分かれる部分でもあります。当院では「今しかできない治療」という視点を持ちつつ、ご家族の意向も尊重しながら、お子さまにとって最善のタイミングを一緒に考えていきます。

料金について

小児の鼻涙管閉塞に関する診察や処置は、原則として健康保険の適用範囲内となります。乳幼児医療費助成制度の対象となるため、窓口での負担は自治体の定めに準じます。

項目 内容 備考
初診・再診料 診察および検査費用 保険適用(乳幼児助成対象)
涙道通水試験 涙道の閉塞確認 片目ごとの算定
鼻涙管開通術 ブジーによる開通処置 手術料として算定

横浜市や近隣にお住まいの方は、小児医療証をご持参いただくことで、実質の自己負担が軽減されます。詳細な費用が気になる方は、受付までお気軽にお尋ねください。

鼻涙管閉塞についてのよくある質問

Q1.自然に治ることはありますか?

A1.はい、多くのお子さまが1歳になるまでに自然に開通します。生後間もない時期であれば、マッサージを根気よく続けることで改善することが多いです。ただ、1歳を過ぎると自然に治る確率は下がってきますので、適切な時期に処置を検討することをお勧めします。

Q2.マッサージはどれくらいの強さでやればいいですか?

A2.強すぎるとお子さまが嫌がってしまいますし、皮膚を傷つける恐れもあります。目安としては、指の腹でゆっくりと圧をかける程度です。具体的な力加減や回数については、診察時に実際の手技をお見せしながらお伝えします。

Q3.処置(ブジー)は痛いですか?

A3.点眼による局所麻酔を行いますが、完全に無痛というわけではありません。また、処置中は動かないように体を固定されるため、驚いて泣いてしまうお子さまがほとんどです。しかし、処置自体は短時間で終わります。処置後の痛みは長く続くものではありませんので、安心してください。

Q4.目やにが多いのは結膜炎ではないですか?

A4.結膜炎でも目やには出ますが、鼻涙管閉塞の場合は「涙道に溜まった目やにが逆流して出てくる」という点が異なります。結膜炎は白目が充血することが多いですが、鼻涙管閉塞だけでは充血は目立ちません。ただし、合併することもあるため、自己判断で市販の目薬を使うのは避けましょう。

院長より

お子さまの目にいつも涙が溜まっている様子を見るのは、ご両親にとって本当につらいものだと思います。「自分のケアが足りないのではないか」と悩まれる方もいらっしゃいますが、これは先天的な体の構造によるものですので、決してご自身を責めないでください。私たちあおぞらアイクリニックでは、眼科専門医としての知見を活かし、お子さま一人ひとりの「涙の通り道」の状態を丁寧に見守っています。

小児眼科の治療において、私たちは「タイミング」を非常に重視しています。無理に急ぐ必要はありませんが、一方で適切な時期に処置を行うことが、後の視力の発達や感染症予防にとって大きな意味を持ちます。特に「いつまで様子を見ていいのか」「手術が必要なのか」という不安は、親御さんなら誰もが抱くものです。当院では、そのような不安に一つひとつ答え、ご納得いただいた上で治療を進めることを徹底しています。

私たちは、希望ヶ丘駅北口から徒歩1分のこの場所で、地域のご家族が何でも気軽に相談できる「目のホームドクター」でありたいと考えています。朝の早い時間帯からの診療や、駅からすぐのアクセスは、忙しい育児中の方々を少しでもサポートしたいという思いからです。お子さまの涙目や目やにが気になったら、どうぞ迷わず当院を頼ってください。優しいスタッフと経験豊富な医師が、大切なお子さまの笑顔と澄んだ瞳を守るために全力を尽くします。

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